夕日の駐車場で、運転席でうなだれる受験者の後ろ姿

RCCMの試験Bを受けてきました。

先に結果の手ごたえを書きます。

今までで、一番手ごたえがありません。

令和3年に初めて受けたとき、鋼構造及びコンクリートで合格しました。

正直、そこまで難しい試験だとは感じませんでした。

その後の4年は、こうです。

年度結果
令和5年度インフルエンザで体調を崩し、受験できず
令和6年度申込の手続きを誤り、受験できず
令和7年度会社の指定で上水道を受験。あと1〜2点で不合格
令和8年度下水道に変更して受験。結果待ち

技術士を持っていても、こうなります。

この記事では、今年つまずいた点を順番に書きます。

試験の具体的な出題内容には触れません。

試験期間中ですので、準備と当日の過ごし方に限ってお伝えします。

予約は、今年も1分で埋まりました

今年の沖縄会場は、那覇だけでした(あとから石垣で1日だけ追加されたようです)。

開催日も少なく、他の試験と日程の取り合いになっていました。

予約の受付時刻に合わせて画面の前で待ちました。

それでも、1分もしないうちに枠が埋まりました。

社内でも連日「予約取れた?」が話題になっていました。

ここで効いたのが、試験会場の運営会社へのメールでの相談です。

事情を伝えたところ、空いている日の情報を教えてもらえました。

来年受ける方へ。

予約画面が埋まっていても、問い合わせる価値はあります。

ただし、同じ対応が毎年得られるとは限りません。

文字数のずれに、半日を使いました

問題Ⅰ(業務経験の記述)の準備で、もったいない失敗をしました。

私はいつもどおり、Wordで作った解答用紙で文字数と内容を整えていました。

ところが、本番に近い入力画面で打ち直すと、文字数の数え方がずれていたのです。

結局、整え直しに半日かかりました。

最初から、本番に近い入力画面で練習すればよかった。

テキストデータで原稿を持っておき、受験対策講座などが用意している模擬画面で入力してみる。

これだけで、このずれは防げます。

問題Ⅰは、4つだけは確実に

問題Ⅰの暗記にも苦労しました。

前日の夕方から4時間かけても覚えきれず、早めに寝て、翌朝5時から続きをやりました。

そこで分けたことがあります。

申込書に書いた業務の情報、つまり業務番号・業務名・発注者名・工期の4つは、一字一句間違えないように覚える。

申込書の内容と答案が食い違うと評価に響くおそれがある、と私は考えています。

ここは理屈でなく、正確に覚える部分です。

それ以外の、業務の目的や概要、技術上の問題とその対応は、流れをつかんでおき、当日その場で組み立てるほうがやりやすいと感じました。

もう一つ、暗記を難しくしていたものがあります。

言葉の揺れです。

「排水」なのか「排除」なのか。

「埋設物」なのか「地下埋設物」なのか。

似た言葉が混ざるだけで、文のつながりが覚えにくくなりました。

AIで作った下書きを使ったこともあり、自分が普段使う言葉と微妙に違う語が残っていたのだと思います。

張っていたテーマが、出ませんでした

試験Bの問題Ⅲ(管理技術力の論文)は、テーマが事前に公表されます。

私はその中の一つに絞って、暗記の準備していました。

結果、本番では別のテーマを解くことになりました。

その場で骨子を作り、そこから文章を組み立てる。

いちばん時間のかかるやり方です。

いつもは1時間以内に余裕をもって終わるところ、今回は残り15分まで使いました。

ここで学んだことは一つです。

1つのテーマに張るより、どのテーマにも使える骨子の型を持っておく。

6テーマは、①現状と課題、②あり方や取り組み、という同じ形をしています。

型が手に入っていれば、張りが外れても、その場で組み立てる時間を短くできます。

その作り方は、RCCM問題Ⅲ|6本を30分で作る手順にまとめています。


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寝不足で受けると、こうなります

当たり前のことを書きます。

試験の前日は、地域のお祭りの最終日でした。

子どもたちにせがまれて一緒に行き、帰りが遅くなりました。

試験は月曜の午後。午前中は出社して、会議と資料作成を済ませてから会場に向かいました。

完全に寝不足でした。

技術士の受験以来、久しぶりに眠気覚ましのドリンクを飲みました。

家族との時間を削ってまで勉強しろ、と言うつもりはありません。

私自身、そこで一度失敗しています。

ただ、試験の前日だけは、早く寝てください。

準備したものを出し切るには、それが前提でした。

当日の小さな工夫も一つ。

那覇の会場では、免許証以外の持ち物を最初に全部ロッカーへ入れてから受付をすると、ロッカーと受付を往復せずに済みました。

技術士の受験者へ

最後に、技術士を目指している方に向けて。

RCCMは、技術士試験を勉強している人や、数年以内に合格した人にとっては、ハードルの低い試験だと思います。

論文の組み立て方がそのまま使えるからです。

一方で、私のように技術士になって10年以上、受験から5年以上離れていると、正直つらい試験でした。

暗記も、モチベーションの維持も、年々重くなっています。

それから、もう一つ。

建設コンサルタントで管理技術者になるために、会社から取得を指定されている方は多いと思います。

私もそうでした。

ただ、取得後のCPD(継続教育)も含めて、自分が本当に必要だと思える資格でないと、勉強の意欲は続きません。

試験に向かう前に、「この資格は自分にとって何のためか」を一度だけ考えてみてください。

それがあるかどうかで、最後の1週間の粘りが変わると思います。

まだ受ける方へ、今日できること

祭りの明かりが見える夜道と、玄関先に置かれた参考書

試験期間は10月末までです。

これから受ける方へ、3つだけ。

1つ目。問題Ⅲは、張らずに型を持つ。

1テーマ分の骨子を作り、残りのテーマに差し替えられるかを試してください。

30分あればできます。

2つ目。問題Ⅰは、申込書の4項目だけ先に確定させる。

業務番号・業務名・発注者名・工期。残りは流れで覚えて構いません。

3つ目。前日は早く寝る。

これだけは、私の代わりに守ってください。

結果が出るのは来年です。

手ごたえがなかった私も、結果を待ちます。


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※本記事は筆者個人の受験経験に基づいて作成しています。試験の具体的な出題内容には触れていません。会場の運用や試験制度は変更される場合がありますので、詳細は実施機関の最新案内をご確認ください。合格を保証するものではありません。

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