今、わたしに最も必要なことは「今を生きる」ことだと思います。
なぜならば、過去の失敗や経験から得られたネガティブな感情に浸っていると、前に進めず、そして、過去に生きることは「今」をおざなりにしているから。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
そんな気がするのですが、人間は習慣化されたことって、なかなか簡単に手放せないですよね。
ということで、過去の感情データを置いていくということを目的に、私がここ数年間歩んだ道のりを記録して、自分の頭の中からは吐き出したいと思います。
--------------------------------回想はじまり-------------------------
2020/12/5(土)
昨晩から、何をどう伝えようか迷いながらの起床。
9:00から社内の講習会の前に、社長へ退職の意向を伝えよう
8:10頃、会社到着。
車の中でドキドキを落ち着かせる。
センターピース29期メンバーからの応援のLINE。とても安心させてもらった。
8:20頃、専務へ講習会の参加は遅れることを伝えた。
8:25~ 社長室へ。
隣の部屋には経営者もいるため、長室のドアを締めた。
開口一番「退職を希望します」→社長「ハハハ・・・。」意味深な笑いからスタート。
まずは、私の思考の経過を伝える必要があると考え、順序立てて説明した(つもり)。
そして、社長へはうそ、偽りなく伝えようと、昨年(2021年)は精神的に落ち込んだこと、しかしその後の国家試験(技術士試験)の合格で、なんとか戻せたこと。
36歳という年齢で、独立起業することに焦りがあること。
会社には感謝しかなく、仕事は楽しいこと。けれども新しいことにチャレンジしたいこと・・・沢山伝えました。
社長から、
「気持ちはわかった。しかし、会社の将来を考えると、キミがいない会社の将来はない」
「正直に話すと、自分も次の世代に牽引しなといけない。引き際を考えている。
「正直な気持ちは、将来キミに会社を担ってほしい。社長としての適任者はキミだ」
「うまく言えないが、もっと会社をうまく使ったらいい」
「私も会社を良い方向に変えたい」
「コーチングの事はよくわかっていないが、会社をよい方向へ変えることをやってほしいし、応援する」
「36歳は遅くない。40歳、50歳でも起業はできる」
「退職すると、奥さんの負担が多きいと思う」
「決めたときには狭い範囲でしから物事を見えていない。もっと俯瞰してみてはどうか」
「自分も若いときに進路を焦って、周りに迷惑をかけた」
「これまでに、当社を退職した人とは違う」
などなど・・・・結局、一時間以上は話しました。
結論として、
①今は退職の件について、社長と私の内々に留めてくれとのこと
②1~2年は会社員として、起業準備や起業をチャレンジしてみては?とのことでした。
M社長の長男は、私と同じ年ということもあり、愛情にあふれる言葉を沢山いただいました。
一方で、私の心のなかでは
「独立起業したい!!!必ずやる。私の人生は、私が決めるんだ」との言葉しか出てこない。
(ブログを書いている現在の声:他人軸→自分軸に移行している時期ですね。成長中です。)
そして反省する点。
辞表を作っていない。
(ブログを書いている現在の声:そこ大事ー。どんだけー。背負投げー。)
想いと行動が伴っていない。
自分の決心は、文字でもちゃんと表現する必要があると反省しましたが、収穫の一日でした。
夕方。
かもあきさんが主宰する、お花畑サロンの事務局の方(当時)が来県。
始めてお会いした方で、私の妹よりも1歳若い方でしたが、とても素敵な方でした。
鴨頭ご夫婦が認める女性は、やはりコミュニケーションが上手。明瞭で愛嬌があり、周囲に気を配れる。
人として尊敬しますね。
そして、そのつながりを作ってくれた妻に感謝。
同じ時間を共有してくれた、長女に感謝。
長男、次男は妻の実家へ遠征。両親にも感謝です。
-------------------------------回想おわり---------------------------
さぁ、いよいよ会社員の退職への第一歩でした。
この頃、退職とは「社長に辞めるといれば終了」と思っていましたが、もっともっと奥が深いものでした。
この日までは序章にしかすぎず、まだまだ続きます。
この日を振り返ると「ステークホルダー(利害関係者)はだれ?を適切に見抜けないと、どんな交渉をしても決まらない」という事です。
つまり、当時の私が退職の交渉をしていたのは決定権のない社長、本来の決定権は経営者が持っていました。
全ての行動が無駄とは思いませんが、短距離・短期間で物事を交渉し、決定するには
“どんな利害関係があって、誰が決定権を持っているか?”
を適切に判断しないと、ズルズルと決まらず、時間だけが経過する場合がありますね。
例えば、家族の中、友人や仲間の中、コミュニティの中、そして、経営やビジネスの中で、
誰が最終的に判断をするのか?
を意識しておくと、交渉事はスムーズにいくように感じました。
続く。