今、わたしに最も必要なことは「今を生きる」ことだと思います。
なぜならば、過去の失敗や経験から得られたネガティブな感情に浸っていると、前に進めず、そして、過去に生きることは「今」をおざなりにしているから。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
そんな気がするのですが、人間は習慣化されたことって、なかなか簡単に手放せないですよね。
ということで、過去の感情データを置いていくということを目的に、私がここ数年間歩んだ道のりを記録して、自分の頭の中からは吐き出したいと思います。
--------------------------------回想はじまり-------------------------
2020/12/18(金)
本日はボーナス支給日でした。
そんな日に、経営者へ退職の話をしました。
社長が取り次いで頂き、経営者の部屋へ。
怪訝な顔の経営者・・・。
「ボーナス支給頂いた日に恐縮のですが・・・ボソボソ」と小声の私に
経営者「ハァ?聞こえない」(鬼の形相)
仕切り直し。
今度こそ、はっきりと。「退職を考えています」と伝えた。
その瞬間から、謎の涙が止まらない。
そして、自分の気持ちを伝えました。
経営者は驚きの表情から一転し、笑顔でした。
「どうしたの?急に?」
そのあと、経営者から
「私は将来、この会社を継ぐのは貴方であると考えているし、日ごろから社長ともそう話をしている。」
「あなたが頑張っていることも評価しているし、社内の評価だけでなく、社外からの評価も高い。みんなあなたに期待している。」
「単身者で人生を180度かえる冒険はいいかもしれない。だけど、家族がいる中で不安定な状況に飛び込むことは、見方を変えれば人生を投げ捨てるようなものだし、冒険のし過ぎではないだろうか?」
「人生で考えることは沢山あるが、自分の基盤を大切にして、家族を大切にすることが一番のベストではないか。」
「物事には程度があると思う。自分の方向性を考えることは良いが、もっと違う方向もないか?」
「悪い言い方をすると「会社を裏切る」ような行動になっていないか?その方向性で自分の人生としてベストな選択なのか。」
「会社としてはとても貴重な存在であるし、期待している。若手も貴方をみて日々成長している。」
「自分の本業は今の仕事ととして、休日等でコーチングをしてはどうか?もっといい選択があるだろう。収入が不安な中では好きなコーチングができるのか?」
「あなたが目指すことは、私の理念である“世の為、人の為”と共通しているので、やりたいことは理解できる。それはやってみていいと思う」
「もう一度、退職しないで続けながら自分の好きな事をやることの方向性を考えてみて」
「そして、いつでも話においで。いつでも聞くから。」
今の自分の気持ち。
そして、恐れていたこと(クビになるのでは・・・)からの開放。
とても安心した気持ちや、経営者への感謝の気持ちが湧いてきた。
また、そんなに私のことを評価して頂いたことに驚きと感謝。
私は、勝手に恐れていたのかもしれない。
経営者への事や会社の事、仕事の事。
やるべきは自分との向き合うことかもしれないな。
ぼんやりだけど、この会社と生きる「覚悟」を持つ必要があるのかもしれないとの思いも出てきた。
自分の方向性がまた分からなくなってきた。
自分の気持ちと向きあうことが必要かもしれません。
自分が何をやりたいのかを明確に示す必要があると感じました。
自分の思い、気持ちを整理してみよう。
-------------------------------回想おわり---------------------------
3年後の今、俯瞰するとまさに「迷走中」だったように感じました。
まず、怖かったことへのチャレンジ「退職を伝える」は良かったと思います。
その結果、実は経営者からは仕事に対して評価が良好であり、将来も期待されている存在であることを知ったことは、この行動の結果だと思います。
しかし、この行動から「自分の軸」がブレていることは明確になっていると感じました。
本当に自分がやりたいことや、自分が決めたことは、ブレにくいと思います。
この時点では、まだブレている感じが明確に分かりますね(自分コーチング中)。
ただ、すべては「必要、必然、最善」と船井幸雄さんの言葉で代表されるように
自分に置きたい全ての出来事は、最適であり最善であるという視点を持つと、前向きに受入られると思います。
その経験があったからこそ、今があるよなって。
続く。